
第37回医療と介護の勉強会
「高齢者の排尿管理について」
(主催 武田薬品工業株式会社)
2012年11月29日(木)
在宅療養中の高齢者は多くの方が夜間頻尿で困られています。
今回は市立豊中病院泌尿器科医長の今津哲央先生に講演いただきました。
就寝後に3回以上の排尿をする高齢者は70歳代で30%、80歳代では 50%近くもおられるとのことでした。
夜間頻尿の原因として夕方以降の水分のとりすぎや生活リズムの乱れが重要だそうです。
それ以外の原因として、男性にみられる前立腺肥大、脳梗塞やパーキンソン病、
脊髄疾患にみられる神経因性膀胱、 膀胱が活動しすぎる過活動膀胱などの病気についてもわかりやすく解説していただきました。
第36回医療と介護の勉強会
「転倒のリスクマネージメント」
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2012年10月25日(木)
今年からクリニックの一員となった理学療法士の藤原君に講演してもらいました。
要介護になる原因の1位は脳卒中ですが、転倒(による骨折を含む)は第5位にあり、
転倒をリスクマネージメントすることで転倒発生率を30〜40%減少させることができるそうです。
転倒リスクの内的因子、外的因子についての解説があり、
その後実際の症例を通じて理学療法士がどのように転倒のリスクマネージメントしているかをわかりやすく説明してくれました。
しかし彼の今一番気になる転倒リスクは1歳半になる愛娘さんの転倒リスクのようでした。(笑)
第35回医療と介護の勉強会
「創傷治癒の理論と実際」
2012年9月27日(木)
箕面市立病院形成外科部長の桑江克樹先生に講演していただきました。
創傷治癒の基礎として、創を感染させないためには消毒よりもまず洗うこと、
そして傷を乾かさずに湿らせておくことが傷の治癒には重要だそうです。
適度な湿潤環境を作るための軟膏や被覆材もいろいろと教えていただきました。
最後には褥創の最新治療、陰圧閉鎖療法(VACシステム)の紹介もありました。
第34回医療と介護の勉強会
「知っていますか?関節リウマチの合併症」
2012年7月26日(木)
暑い日が続きますが、勉強会も熱く盛り上がっています。
今回は刀根山病院整形外科、リウマチ科医長の井澤一隆先生に講演いただきました。
2年前にもリウマチについて講演いただきましたが、今回はリウマチの合併症がテーマでした。
骨粗しょう症、間質性肺炎、感染症などリウマチの代表的な合併症をわかりやすく解説していただきました。
最後には先生のご専門でもある結核性脊椎炎の術中スライドも数枚出てきて皆さん興味深々でした。
第33回医療と介護の勉強会
「在宅医療におけるボトックス治療」
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2012年6月28日(木)
グラクソ・スミスクライン株式会社の岩井様に講演いただきました。
つい最近NHKの「ためしてガッテン」でも放映されたタイムリーな話題でした。
ボトックスを筋肉内に注入することで、筋肉を弛緩させて関節の可動域を広げることができます。
3カ月程度効果が持続し介護者による着替えの負担などの軽減にもつながります。
在宅医療の現場でも今後は治療の選択肢の一つになることでしょう。
第32回医療と介護の勉強会
「今話題の逆流性食道炎」
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2012年5月24日(木)
アトムの宣伝でもおなじみのエーザイ(株)から中西さん、石原さんが逆流性食道炎のお話をしていただきました。
高齢者の増加や内視鏡の進歩に伴い逆流性食道炎の患者数は年々増加傾向にあります。
食生活の見直し、日常生活の注意事項や、
PPI(プロトンポンプ阻害剤)による治療についてまでわかりやすく解説していただきました。
第31回医療と介護の勉強会
「転倒のリスクマネージメント 白内障」
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2012年4月26日(木)
以前より親しくさせていただいている、大阪市東住吉区のフジモト眼科の藤本先生の講演でした。
フジモト眼科は年間500件以上の白内障の日帰り手術を施行されていて、
手術治療を積極的に行われている眼科クリニックです。
白内障の手術をすることで高齢者の転倒リスクを約4割減らすことができるそうです。
転倒する前の適切な時期に手術をすることが大切ですね。
またアンチエイジングにも話題はおよび、1日15分の運動と、
食事は腹八分目にすることが長生きの秘訣とのことです。
明日から早速実践してみたいと思いました。
第30回医療と介護の勉強会
「在宅医療の今後の方向性」
死亡診断書にまつわるトラブル/在宅医療における2012年診療報酬改定のポイント
2012年3月29日(木)
記念すべき第30回はクリニックの開院当初からお世話になっていて、
在宅医療の世界ではちょっとした有名人の中村哲夫氏を横浜からお招きしました。
講演内容は死亡診断書にまつわるトラブルからクレーマーについてのお話、
最後には今回の診療報酬改定で話題になっている強化型在宅支援診療所についてまで多岐にわたる内容でした。
中村さんらしいユーモア交えた分かりやすい講演で、
参加した皆さんからもたくさんの質問があり、大変盛り上がった勉強会になりました。
第29回医療と介護の勉強会
「在宅ホスピスとアマニカス
(がん患者さん専用賃貸マンション)の役割について 」
2012年2月23日(木)
今回は在宅ホスピスを手掛けて8年、
多くのがん患者さんの御自宅での看取りをされてきた千里ペインクリニックの松永美佳子先生に講演いただきました。
昨年11月にオープンしたアマニカスはサンスクリット語で「平安なる特別な場所」という意味だそうです。
がん患者さんの第二の我が家として安心して緩和医療を受けることのできる賃貸マンションで、
先生の在宅ホスピスへの情熱がいっぱい詰まった素敵な建物です。
平成24年1月の勉強会はお休みです。
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