Seminar 2015

勉強会 2015年

2015年の勉強会バックナンバー

勉強会
第67回 医療と介護の勉強会

認知症患者への関わりについて
~和(なごみ)クリニックからのメッセージ~

和クリニック 徳山 まどか 先生

2015年11月25日(水)

今回の勉強会は和(なごみ)クリニック、徳山まどか先生をお招きして、「認知症患者への関わりについて~和(なごみ)クリニックからのメッセージ~」という題でご講義いただきました。
高齢化社会をむかえ、近年患者数が増えている認知症がテーマということもあり、会場は最後尾の席まで埋まり大盛況でした。
約1時間の講義の中では、医療・介護両面からの認知症に対する関わり方について、欧米諸国の対策や認知症患者さんへの関わる際の姿勢を交えて、ご教授していただき、会話のキャッチボールや笑顔の力の大切さを改めて実感させられました。
誰でもなりうるという認知症、徘徊や物盗られ妄想などのBPSD(周辺症状)に対応するのではなく、予防していくために、正しい情報・知識を認知症患者様のご家族にお伝えし、共感していくことを意識しながら地域で関わっていけたらと思います。

勉強会
第66回 医療と介護の勉強会

ALSの病態と最新治療

大阪大学大学院医学系研究科 神経内科学 隅 寿恵 先生

2015年10月28日(水)

今回の勉強会は大阪大学大学院医学系研究科 神経内科学 隅 寿恵先生をお招きして、ALSの病態と最新治療についてご講義いただきました。
難病指定されているALS(筋萎縮性側索硬化症)がテーマでしたが、難しい内容を基礎の分野から丁寧に分かりやすくお話して下さいました。
また治療法が確立してないALSについて、現状の研究や最新の治療法についての実情を知る事が出来ました。
特に地域連携への取り組みのお話では、患者様に対して出来るだけ在宅生活での不安を和らげる支援についてご教授して頂き、今後も患者様の為に密に連携を取る事の大切さを実感させられました。

勉強会
第65回 医療と介護の勉強会

現場できっと役に立つ 血をサラサラにする薬の知識

市立豊中病院 循環器内科 部長 中川 理 先生

2015年9月30日(水)

今回の勉強会は「血をサラサラにする薬の知識」をテーマに市立豊中病院の中川 理先生をお招きしてご講演して頂きました。
よく聴くお薬の話で皆様の関心は非常に高く、会場は満員になりました。
講演では血栓形成のメカニズム、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす危険性やそれらを予防する薬の重要性についてご説明して頂きました。
お薬の作用を抑制する食べ物がある等、日常生活において注意しなくてはならない事が分かり、明日からの現場で大変役立つ内容でした。

勉強会
8月は医療と介護の勉強会を一休みして懇親会を行いました。

毎年恒例の懇親会

2015年 8月某日

8月は医療と介護の勉強会を一休みして、千里阪急ホテルのビアガーデンで懇親会を開催しました。
業務後にも関わらずたくさんの方々にお越しいただき、また浴衣やアロハシャツでご来場頂いた方もおられ、盛会のうちに終えることができました。
業務中にはできない会話や様々な情報交換をしているうちに、あっという間に3時間が過ぎていました。
今月から医療と介護の勉強会を再開しますので、皆様奮ってご参加ください。

勉強会
第64回 医療と介護の勉強会

在宅医療と漢方

森ノ宮医療大学 保健医療学部 教授 新谷 卓弘 先生

2015年7月22日(水)

今回の勉強会は「在宅医療と漢方」をテーマに森ノ宮医療大学の新谷卓弘先生をお招きしご講演して頂きました。
今までにない異色のテーマでしたが、皆様の関心は非常に高く、会場は満員になりました。
受講前の漢方の効能・効果に対する私の印象は主観的な効果が大きいというものでしたが、 講演では症例を通して具体的な身体所見と症状に対応する漢方について御説明して頂き、印象が大きく変わりました。
詳細な臨床経過もご提示いただき、漢方の効果や可能性について知ることができました。

勉強会
第63回 医療と介護の勉強会

在宅における酸素療法

株式会社星医療酸器 清水 智嗣 様

2015年6月24日(水)

今回の勉強会は在宅酸素療法について、株式会社星医療酸器の清水智嗣さんにご講演いただきました。
在宅酸素療法を導入する患者さんは年々増加傾向にあり、皆様もご担当されたことがあると思います。
講演では在宅酸素療法が必要な疾病について説明して頂いた後、 在宅酸素療法を導入する際の医療制度の知識や患者さんの経済的な負担についてもご説明頂き、非常に参考になりました。
在宅酸素療法の注意点として「火の元」が原因となる死亡事故が年間数例発生しているとのことで、 我々も注意喚起を怠らないよう心掛けましょう。

勉強会
第62回 医療と介護の勉強会

ストーマ装具と自己導尿用カテーテルについて

コロプラスト株式会社 濱本 英喜 様

2015年5月27日(水)

今回の勉強会はストーマ装具と自己導尿用カテーテルについて、コロプラスト株式会社の濱本英喜さんにご講演頂きました。 当院の勉強会では初めてのテーマということもあって、多数の皆さんにご参加いただきました。
医師や看護師にとって、導尿用カテーテルやストーマ装具は見慣れた物ですが、ケアマネージャーや薬剤師、リハビリ職種にとっては、関わる機会や勉強する機会が少ない物だと思います。
講義中には実際のストーマ装具と導尿用カテーテルを配布して頂き、実物を見て、触れて、学べたので、とても参考になりました。
模型を使ったカテーテルの挿入体験では、皆さん輪になって熱心に見学や実技をされていたのが印象的でした。

勉強会
第61回 医療と介護の勉強会

革命的進化を遂げつつある関節リウマチ・乾癬・骨粗鬆症の治療法

井上病院 副院長 佐藤 宗彦 先生

2015年4月15日(水)

今回の勉強会はリウマチ、乾癬、骨粗鬆症と3疾病についてお話くださいました。
いずれの疾患においても薬物治療が進化しており、 リウマチについては生物学的製剤の登場で治らない病気から治る病気になったとご教示いただきました。
また、生物学的製剤の効果については、リウマチ患者さんの階段昇降の動画や乾癬患者さんの画像を交えてご説明いただきました。
圧倒的な治療効果を目の当たりにし、聴講している方々から驚きの声が上がっていました。
骨粗鬆症の薬物治療についても、骨密度が大幅に高くなることをデータで示していただき、予防や早期発見・早期治療の大切さを改めて感じることができました。

勉強会
第60回 医療と介護の勉強会

在宅医療における歯科の役割
~誤嚥性肺炎、摂食嚥下障害に対する歯科的アプローチ~

ヒロデンタルクリニック・アリス箕面 上田 紘史 先生

2015年3月25日(水)

摂食嚥下障害と誤嚥性肺炎をテーマに、ヒロデンタルクリニック・アリス箕面の上田 紘史 先生にご講演していただきました。
当院の勉強会でも摂食嚥下障害はよく取り上げられるテーマです。
今回は歯科医の視点として、準備期・口腔期(噛んで食塊を形成する相)の重要性についてお話して頂き、みなさん興味深く聴講されていました。
食塊の咽頭への送り込みや嚥下の様子を先生自らが被験者となられた内視鏡の動画で、わかりやすくご説明して頂きました。
最後には嚥下食の試食もあり充実した勉強会になりました。

勉強会
第59回 医療と介護の勉強会

在宅医療・福祉関係の感染対策

八尾徳洲会総合病院 感染対策室 渋谷 豊克 先生

2015年2月25日(水)

冬季になるとインフルエンザを始めとした感染症の話題は必ず取り上げられるテーマです。
そこで、今月の勉強会は感染症をテーマとし、在宅医療や介護の分野で我々が実践すべき感染対策について、 八尾徳洲会総合病院の渋谷豊克先生にお話していただきました。
我々在宅へ訪問する医療・介護従事者にとって気を付けておくべきこと、それは細菌やウイルスを『持ち込まない、持ち出さない』ことに尽きます。
そのためには『標準予防策』(standard precaution)の敢行に勝るものはありません。
訪問前後の手洗い・うがい、手袋やマスクの着用が感染対策として最も効果的であると教えて頂きました。
『標準予防策』は医療・介護に携わる者の責務として、また自分を守る手段として、身につけておきましょう。

勉強会
第58回 医療と介護の勉強会

高齢者の便秘について

アボットジャパン株式会社 有木 香那 様

2015年1月28日(水)

今回の勉強会はアボットジャパン株式会社の有木香那さんに高齢者の便秘について講演して頂きました。
医療や介護の分野において、排便コントロールは最も多く関わる問題といっても過言ではありません。ですが、これまで排便のことについて勉強する機会はなかったのではないでしょうか。
改めて便秘の話を聞くと初めて聞く言葉が多々あり、非常に勉強になりましたし、便秘を改善するために出来ることが意外にたくさんあることがわかりました。
薬、食事、水分、睡眠、運動、様々な視点で便秘を捉え、改善に向けた手助けを行いましょう。