Seminar 2019

勉強会 2019年

2019年の勉強会バックナンバー

勉強会
第100回 医療と介護の勉強会

大切なものは目に見えない ~幸せに生きる秘訣~

座長:京都大学整形外科 教授 松田秀一 先生
講師:大阪大学整形外科 教授 吉川秀樹 先生

2019年3月9日(土)19:00~

記念すべき第100回目の医療と介護の勉強会は大阪大学整形外科教授の吉川秀樹先生をお招きし、「大切なものは目に見えない~幸せになる秘訣~」をテーマに講演していただきました。
当院の 10 周年記念祝賀会も兼ねて、会場は千里阪急ホテルで開催しましたので、いつもの勉強会の倍以上にあたる 170 名の方々にお越し頂きました。
講演は 100 回目の勉強会にふさわしい素晴らしい講演でした。徳や人との縁、いのちなど目に見えないものがいかに大切なものか、幸せな人生をおくるための多くのヒントを吉川先生からいただきました。
私達はついつい目に見える結果や見かけばかりを気にしがちですが、目に見えないものを大切にする心をいつでも持っていたいものです。
理事長 加藤泰司

勉強会
第99回 医療と介護の勉強会

在宅医療と虹ねっと

豊中市医師会 副会長 虹ねっと連絡会 会長 前防 昭男 先生

2019年2月28日(木)19:00~

99 回目の勉強会では、豊中市医師会副会長および虹ねっと連絡会会長である前防昭男先生をお招きして医療介護連携の要である「虹ねっと」についてご講演頂きました。
今回の講演では、現在の豊中市の実情や虹ねっとが発足された生い立ち、そして今後の課題などをお話して頂きました。
虹ねっとは平成19年に医療と介護の連携に必要性を感じていた方々と豊中市・地域包括支援センターの方々が意見交換会を始めたのがきっかけで発足されました。そこから連携の仕組みづくりをする「虹ねっと連絡会」が発足され、様々な活動をされてきたとの事でした。
今後の高齢社会において地域包括ケアの構築は急務ですが、前防先生は市内だけで地域包括ケアを完結させるのではなく、市外とも連携を交えていく必要性を訴えておられました。医療介護の連携の効果は、急性期レベルでの障害予防を図ること、その方の状態像に合わせて希望に沿った療養場所で安心してケアを受けられること、が目標であると仰っておられました。医療介護連携のポイントは在宅医療の充実であり、その為に、行政との連携強化、医師会非会員との連携を図り普遍性の確保、情報共有の発展、といった課題を挙げられていました。
アットホームなご講演で質疑応答も盛んに行われ、99回にふさわしい非常に有意義な勉強会となりました。

勉強会
第98回 医療と介護の勉強会

がん患者さんの看取りから学んだこと

目黒クリニック 目黒 則男 先生

2019年1月24日(木)19:00~

今回は、 目黒クリニック院長の目黒則男先生をお招きして、がん患者の看取りについて、先生が実際に担当された症例を通じて日々の診療で感じること、失敗したこと、学んできたこと、診療で心がけていることなどを中心にご講演いただきました。
私自身、 普段あまり関わることが少なかった看取りについてでしたが、先生のお話をお聞きし、看取りにマニュアルはなく、 その方に寄り添い、 工夫、苦悩しながら「その人それぞれの看取り方」を導き出していく。お一人お一人に真剣に向き合い診療をされている先生の情熱に感銘を受けました。
また、人の生死に関わる診療のお話を通じて命の重みというものを改めて感じることが出来ました。
貴重なお時間をありがとうございました。